青森銀行 最近の景気動向(2012年1月号)を掲載しました
2012-01-18
平成 24 年 1 月号
概況
最近の県内経済は、全体としては緩やかな持ち直しの動きが続いている。一方、先行きについては円高の影響や海外経済の減速など、不透明感もうかがわれる。
まず、個人消費関連をみると、大型小売店販売は4 ヶ月ぶりのプラスとなった。自動車販売は、登録車、届出車ともにプラスとなり、全体では2 ヶ月連続のプラスとなった。
住宅建設は貸家が大幅に増加したほか、持家、分譲住宅も増加し、3 ヶ月ぶりのプラスとなった。
公共投資は再びマイナスに転じた。独立行政法人等、市町村が減少し、国、県は増加した。
生産関連の動きをみると、鉱工業生産指数は前月比1.2%低下の 97.1 となった。一次産業関連をみると、23 年県産米の相対取引価格は「つがるロマン」、「まっしぐら」とも前年同月比上昇したが、前月比では幾分低下した。
23 年県産リンゴ販売は県外出荷量が前年を下回ったものの、消費地市場価格が大幅に上昇し、県外市場販売額は幾分上回った。八戸港水揚げはサバの豊漁から数量が大幅に増加したものの、魚価が低迷し、金額は数量ほどの伸びはみられなかった。
この間の雇用情勢は、有効求人倍率が前月比0.01 ポイント上昇の 0.48 倍となった。
○個人消費
11 月の大型小売店販売額は、前年同月比 2.1%増(速報ベース、店舗調整後)と 4 ヶ月ぶりのプラスとなった。業態別では百貨店が同5.4%減と 9 ヶ月連続のマイナスとなったものの、スーパーは同4.6%増と 2 ヶ月連続のプラスとなった。11 月の自動車販売台数は、登録車、届出車(軽自動車)合計が前年同月比 21.8%増となり、2 ヶ月連続のプラスとなった。登録車が同16.7%増と 3 ヶ月連続、届出車は同 28.7%増と 2ヶ月連続のそれぞれプラスとなった。
○住宅投資
11 月の新設住宅着工戸数は全体で前年同月比 36.7%増の 495 戸と 3 ヶ月ぶりのプラスとなった。貸家が同107.8%増と大幅に増加したほか、持家が同 13.5%増、分譲住宅が同15.8%増となった。
○公共投資
11 月の公共工事請負額は全体では前年同月比 21.0%減の 124 億 1,300 万円となり、再びマイナスに転じた。独立行政法人等が同96.0%減、市町村が同 5.8%減となった。一方、国は同51.2%増、県は同 39.6%増となった。
○一次産業
農林水産省の発表によると、23 年県産米の相対取引価格(23 年 11 月)は「つがるロマン」が前年同月比16.2%上昇、前月比 1.8%低下の 1 万 3,433 円/玄米 60kg、「まっしぐら」が前年同月比22.3%上昇、前月比 0.6%低下の 1 万 3,341 円/玄米 60kg となった。11 月の 23 年県産リンゴ販売は県外出荷量が前年同月比 14.4%減となったものの、消費地市場価格が同19.8%上昇の 327 円/ kg となり、県外市場販売額は同 1.8%増となった。11 月の八戸港水揚げはサバの豊漁から数量が前年同月比 74.2%増となったものの、全体に魚価が落ち込み、金額は同15.0%増にとどまった。
○生産活動
10 月の鉱工業生産指数(季節調整値)は、前月比 1.2%低下の 97.1 となった。原指数をみると、前年同月比0.3%上昇の 107.9 となった。一般機械は増産のテンポに足踏み感がみられる。食料品は水産加工で原料調達難から生産水準を引き下げている。パルプ・紙は設備の復旧などからこのところ持ち直しの動きが続いている。
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