ダイキン工業 スギ花粉が、アレルゲン以外にもヒトの細胞に対する有害性を持つことを実証

ダイキン工業株式会社は、京都大学大学院工学研究科の高野裕久教授との共同研究により、スギ花粉がアレルゲンとしてヒトに作用するだけでなく、ヒトの鼻や喉から肺へとつながる粘膜を構成する気道上皮細胞に炎症を引き起こし、細胞を一部破壊する有害性を持つことを明らかにしました。さらに、強力な酸化分解力を持つ当社独自のストリーマ放電をスギ花粉に照射することで、その有害性が抑制されることも実証しました。

今回の研究は、ストリーマ放電によって微細に分解されたスギ花粉が細胞に対して有害性を持たないことを立証する目的で実証試験を開始しました。試験では、自然界に存在するスギ花粉そのものと、ストリーマ放電を照射し、分解したスギ花粉をそれぞれ気道上皮細胞に接触させて細胞の反応を観察しました。

これまで、スギ花粉がヒトの体内に侵入すると、アレルゲンとして作用し、生体の防衛機能として過剰な免疫反応を引き起こすことで花粉症を発症するというメカニズムは知られていました。今回の実証試験の過程で、自然界に存在するスギ花粉そのものを接触させた細胞が炎症反応を示し、時間の経過と共に細胞の破壊に至ることから、スギ花粉がアレルゲンだけでなく、ヒトの細胞に対する何らかの有害性を持つことが判明しました。また、ストリーマ放電を照射したスギ花粉を接触させた気道上皮細胞は、自然界のスギ花粉をそのまま接触させた気道上皮細胞に比べて、炎症反応が小さく、生存率が高いことを実証しました。

当社はこれまで、ストリーマ放電の花粉に関連する効果の実証を重ねてまいりました。

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